ボクが海外で働くために実践した3つの英語上達法

ボクは今、イギリスのケンブリッジで働いています。社員とのやりとりは基本的に英語。基本的に必要性を感じないことは学ばない主義(Lazy Evaluation)なので、会社に入るまで特に英語を勉強したこともなかったし、英語力も人並みでした。東京駅で外人さんに行き先を聞かれてパニックになるレベル。そんなボクが英語の勉強を始めたのは、会社に入った後てからです。「海外に行きたい」→「英語勉強しなきゃ」というシンプルな動機でした。

今現在学生である皆さんやボクらの子供たちの世代は、英語が話せないと希望の職種に就けない可能性があります。

This one works! - 書評 - 3語で9割通じる英会話
今までは、英語が話せると給料がアップする時代だった。これからは、英語が話せないと給料をもらえる仕事につけないという時代が来る。好む好まざるとに関わらず。

GoogleSonyは、英会話ができない、という瞬間に採用の対象外になるそうです。「俺にはスゴイプログラミング能力があるんだから俺を雇うべき」と考えている君、彼らの考え方は違います。このボーダレスな世界を見て、コミュニケーションツールとしての英語の重要性を実感できないような人は、自分の置かれている状況を理解できない人間。そんな人は採用したくない。多分、そう考えているのだと思います。


そんなわけで、ボクが実感として有効だと思った英語上達法を3つ紹介します。英語を身につけたいと考えている皆さんの参考になれば幸いです。(ただし「半分の法則」で)

  1. とにかく英語を聴きまくれ
  2. 恥ずかしがらずにしゃべれ
  3. 翻訳なんか読むな、原書を読め


1.とにかく英語を聴きまくれ

たいていの日本人に致命的に欠けているのは「聴く力」です。思ったことを思った通りに話す力があっても、相手が何を言っているのかわからなければ会話は成り立ちません。どうやって「聴く力」をつけるか?
とにかく「聴きまくる」しかありません。ボクの趣味はヘビーメタルを聴くことなのですが、英語を勉強していた時期は、それを封印してMDに録音した英語の教材をとにかく聴きまくりました。電車の中でも、歩いているときでも、常に英語を耳に入れてました。目的は脳の中に英語の音を聴き取る回路を作ることですので、内容を理解する必要はありません。量 does matterです。テキストを見ながら、音とテキストをマッチングさせるのは週に1度程度でもOK。聴く教材の難易度は、自分のレベルよりチョイ上が最適です。「半分聴き取れるけど、残りの半分は意味不明」くらいのものを聴くようにして、次第にレベルアップすればよいと思います。簡単なものを聴いても勉強にならないし、まったく聴き取れないとイヤになりますからね。


2.恥ずかしがらずにしゃべれ
こちらの考えを伝えるのに必要なフレーズというのはそれほど多くありません。

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弾言する。本書に出てくる全フレーズを全て使えれば、英語圏で生活していける、と。

相手の言ってることが聴き取れれば、会話は可能なのです。それでも会話できないのは、ミスをするのを恥ずかしがっているからです。イギリスには欧州からの留学生や移民が数多くいますが、彼らの英語は、文法的に間違えていることが多いです。しかし、堂々と会話しているし、コミュニケーション上の問題はまったくありません。

PHPを勉強したプログラミング初心者が、本を参考にしながらショッピングカートのサンプルを作ったとしましょう。俺スゲェ、プログラミングができるようになった。将来Amazonに就職できちゃうかも。と、考えるかもしれません。多くのシャイな日本人は、英語が聴けて、話せても「私には英会話は無理」と考えてしまいます。PHPをマスターした彼と英会話が苦手だと感じている彼女の差は、「実際にソレをやって、うまくいった経験があるかないか」だけです。

まずは恥ずかしがらずに英語を話す外国人と会話してみてください。意外とちゃんと通じるから。


3.翻訳なんか読むな、原書を読め

これは、ソフトウェア開発者向けの話。コンピュータ関連の面白い本は、英語で出版されて日本語に翻訳されるケースが多いです。あなたがすでに英語をスラスラ読めて、その本の日本語訳がすでに出版されていて、その日本語訳のレベルが高ければ、翻訳を読めばいいでしょう。時間の節約になるから。そうでない場合、原書を読むことをお勧めします。原書を読むと英文を読むことに慣れます。コンピュータ関連の本はすでに知ってる言葉が多いので読みやすいハズ。Amazon.comから通販で買うと翻訳が出版されるまで待たされることもありません。Rails本など、1年前の本が古すぎて参考にならない、という世界です。待たずに読めるというのは魅力ですよね。翻訳本を読んで「コイツは何が言いたいんだ?」と思ったら、原書を読みましょう。以上。